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知り合いの古書店で買った一冊を読み終えました。
こちらの本です。
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ステッカーを作って配るというアイデアは48年前から存在していたことに驚き。
立花党首は、この本を読んで着想を得たのかもしれません。
読んだ感想としては、この本で語られている受信料問題が現在に至るまで、全く同じ形で問題視されている、つまり、一歩も動いていないということを思い知らされました。
元集金人から受信料支払いを拒否されるくらいですから、かなり闇が深い問題というのがよく分かります。
この手の問題は、文化的観点と運営的観点を別個にして考えないとどうにでもならないと思います。
NHK側は「受信料を収めることで放送技術の発展につながる」と主張していますが、考えてみれば放送技術の研究は何もNHKの専売特許じゃありません。民放だって研究しています。
運営の視点だと、技術者の努力というものを同列で語ることはできません。NHKはそれを見ているからどうしても語りがちだけど、あくまで「運営方法がまずい」というだけで、その話は無関係。
一方、本多氏側も本多氏側で、偏った報道をするのはおかしいという、報道論を持ち出してまでNHKを批判していますが、「受信料有無」の問題を盾にした口喧嘩という有り様にしか見えませんでした。
スタンスが見合わないから払わないという意見も分かりますが、運営論としての受信料問題の評論が足りないのではないかと感じた一冊でした。