きりのいいもの

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相手への敬い、本当にできていますか?

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桜井政博さんのYoutube動画を見ました。

 

www.youtube.com

www.famitsu.com

冒頭「コラムにも書いたことだけれど」とあったので気になって調べたところ、初出はファミ通でした。上記リンクのVOL.242がそれにあたります。

 

上は下なり、下は上なり

人に指示する・まとめる立場になると、チーム成果に対してやたら過敏になってきますよね。その結果、部下への当たりがキツくなったり自分の考えを強く押し通したりするのではないでしょうか?確かにリーダーとしての責務を果たさなければならないことは非常に大切です。しかしそれはあくまで人にお願いする立場を与えられているだけで、立場は至極対等にある高さです。

反対に指示される側からすると、リーダーから与えられたプランが自分の考えと違ったり指示そのものに対する意見を伝えたくなったりします。個人的な意見ですが、自分の考えを上役に伝えることはある意味必須といえますし、互いに考えのすり合わせができる良い機会であると思っています。

 

動画では「何かをしよう!と最初に提案する人は、人の協力なしでは何にもできない」とありました。その理由については動画やコラムをチェックしてほしいのですが、いくら偉そうに見えてもリーダーは部下に「お願い」しているだけであって、やるやらないの選択肢は部下にあるのです。(だからといって気分や機嫌を理由に断るのはNGですが)

つまり「上司と部下」の関係は均等、ついやりがちな尊大な態度や卑屈な気持ちは一切必要ありません!

 

仕事の姿勢は反省だらけ

これまでの社会人生活を振り返ってみると、私は意見を伝えることを履き違えていたのではないかと思っています。上司やクライアントの優しさに甘えて、つい自分の意見を押し通そうとしたり納得のいかないことに対して延々と反論を繰り返したりしていました。いずれも「扱いづらい」印象を持ったことでしょう。これが原因で喧嘩別れしたこともありました。

学校とかでよく「相手を敬う心を持ちなさい」と言われませんでしたか?道徳の授業でも取り上げられたテーマだと思います。例えば中学校だと「尊敬すること」とか。

要するに他人を尊重し敬意を持つことですが、当時をぶっちゃけると「尊敬しよう」と言われても微妙によく分かりませんでした。今でこそ尊敬・リスペクトの意味は分かるものの、それを仕事上で実践できているかはまた別だからです。

 

上司やクライアントが優しいのは発注者がきちんと仕事を全うできるように配慮した結果なのかもしれません。そういう意味では「相手を尊ぶ・敬う」姿勢を貫いているといえます。

対して私は、実行している身であるという自負と人に否定されたくない気持ちから自分主体で意見を言っていました。八重の桜よろしく「ならぬことはならぬ」精神を履き違えて、如何に提示されたことが間違っているのかを無駄に力説しがちになることもしばしば……これでは横柄と捉えられても文句は言えません。

 

横柄にならないためにはどうするか?

言うても日々の仕事の多さやストレスで荒ぶってしまいがちなのはみんな同じです。ましてやキャパシティギリギリで対応に追われているのですから横柄になるリスクは総じて高いでしょう。

ですが、どんなに許せない部分があったり理解できなかったりしても、チームで動いている以上は「仲間」以外の何者でもありません。粗ばかり見てたところで何かをお願いする際に頼める人がいなかったらそれだけで機会の損失といます。しかも誰かがいたとすれば本末転倒、ますます孤立するばかりです。

 

桜井さんもおっしゃっていますが、仕事面で人間関係を円滑にするにはジャマになりそうな価値観を一旦捨ててみることが有用だそうです。しかしこれが結構難しい!これまでの人生経験で形成していることでもありますし、もしそれで失敗でもしたらめちゃくちゃしんどいです。

動画の他にコラムも読んでみたのですが「最初は他人軸で考えろってことなのかな?」と思いました。でも他人軸って人への依存だからそれとはまた違う気もしたんですよね。お互いが反発する理由なんて元を辿れば「やってくれるだろう」という期待感なわけですから、やっぱり他人軸なわけで。

じゃあ「桜井さんが声を大にして言いたいことって何だろう?」と考えてみると、次の言葉にヒントがありました。

 

何より必要なのは、お互いのことを尊重しながら制作に協力し合う姿勢にほかならない!

「【よりぬき桜井さんコラム(1)】上司のあるべき姿&とある年のゲーム履歴」より一部引用

 

何かをする以上は自分軸で動くのが大前提です。その上で、相手も自分軸で動いていることを念頭に置かなければなりません。

リーダーは部下が動きやすくするのが仕事ですし、部下は与えられた仕事を全うする役目があります。私たちはよく「やって当たり前」と考えてしまいがちですが、それは目に見えない努力を行っているからこそ「当たり前」が成り立っているからです。桜井さんが言う「尊敬」って、そういうところを認めるってことだと思うんですよね。

目に見えない努力を認めてあげれば自然と人を敬えるような気がしますが、それ以前にそういうことができる大人になりたいですね。