きりのいいもの

商品やサービスを題材に、ちょっとしたエッセイや雑記っぽいものを書きます。

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自分とは全く関係ない単語を商標登録して何が楽しいんだろうね?

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ブラックとかホワイトとかいろいろ言われるこの世の中、やっていることは悪いのに処罰の対象にはならない「グレーな職業」ってのが存在します。

今思いついた言葉なので詳しい定義もクソもありゃしませんが、要は人様を困らせるようなことをしてお金を稼ぐ人達と思ってくれていいです。そんな私もまた「グレーな職業」のひとつ、迷惑電話アウトバウンドタイプのコルセン業務をやったことがあります。

自分の声が活かせてなおかつ敷居が低い仕事となるとどうしてもコールセンターに魅力を感じてしまいます。でも現実は違いました。

業務が業務なので架電先から罵倒されるのは当たり前でしたし、上の人達は「弁護士のチェックを受けているから」「皆さんを守るためのマニュアルだ」などと言って業績を伸ばすことだけに集中させられました。

今思うと……なんでおかしいと思える点があったのにやっていたんですかね?9ヶ月間ニートしていたからそろそろ手に職付けないとと焦ったのかもしれません。実際のところ、他の人達は仕事をしているのに私だけ何もしていない状態が続くのは別の意味でメンタルがやられます。

まぁコールセンター自体が特殊な仕事ですから、営業電話だろうがカスタマーサポートだろうがキツいことに変わりはないですがね……

 

近年では「商標ブローカー」という職業が出てきているみたいです。

tizai-jien.co.jp

簡単にいうと、他人が所有している商品やサービス名を勝手に商標登録する輩なのだそうです。

 

本来の商標登録というのは、自分達で所有している商品やサービスをブランド化させるために行うものです。しかし商標ブローカーは「単語は商標登録していてタダでは使えないからその分金を払え」という寸法でビジネスを展開していきます。

この単語自体特許用語なのですが……他人の商標を先取りする形で出願して通れば、その商標は出願者の物になってしまうんです。商標登録に向けて調査は行われるみたいですが、そもそもの登録過程に問題があると指摘する声もあるほどかなりのザル調査らしいのです。

イメージしやすいように言うと……ヤの付くプロの方々がカタギにみかじめ料を請求するようなもので、特にそれが趣味レベルなものであっても平気で使用料を取ることが法的に許されてしまうわけです。

(上記は私なりに解釈した結果です。詳しくは各自ググってください)

 

恐ろしいことに、こんな野蛮なことが違法じゃないことにびっくり。

しかも目立つように掲示されるわけではないので、出願に関する異議申し立て期間を過ぎてから発覚することもあります。

「ゆっくり茶番劇」が良い例ですよね。

www3.nhk.or.jp

 

他人の褌で相撲を取っていい気になる人って何が楽しいんでしょうね?

ある意味合理的な稼ぎ方ではありますが、自分で創造するって考え方はないのでしょうね。多分そういう方向に行くから面倒くさいしれませんが、その後の影響を考えたほうが良いように思います。

稼ぐために商標登録しても選び方によってはマイナスになることもあるので、そういったリスクを解消できる手立てはあるのか……そのあたりをぜひ胸に手を当てて考えてみてほしいところですよね。

 

グレーな職業のどこがヤバいって、平気で法の穴をすり抜けることにあるんですよ。

だからテレアポのマニュアルや商標ブローカーにしろ「合法」という理由だけで、胸を張り続けられる職業として認められているわけです。

ただ私はそういうのをすると心がズタズタに壊れてしまいそうになるので、絶対に手は出さないでいようと思います。