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3月に泡クレンジングを買った。
炭酸のシュワシュワ感はあまりなかったが、ファンデーションの汚れを浮き出してくれて、それはもうよく落ちた。
アイメイクは少し苦手なのか、ウォータープルーフマスカラが少し残る。ズボラだからポイントリムーバーを使いたくないので、手でこそげ取った。よくまつげを抜いていた頃を思い出して、心がフッと軽くなった。
このブログでも散々書いてきたが、私は洗顔フォーム・化粧水・クリーム以外は基本こだわらない。ぶっちゃけ見切り品や処分価格であれば何でもいい。この泡クレンジングも、元はアウトレット通販で買ったものだ。
ドラッグストアを辞める直前のこと。
当時の営業統括部長(本部のお偉いさん)が「期限切れはなるべく早く処理しろ」と号令を出した。そこから、地獄の期限チェックが始まった。
私がいた店舗は俗に言う総合店舗で、売り場は全店舗中2番目に広かった。それだけに、送り込み商品は毎度の如く溢れ返る始末である。売り場に出そうと思っても、店長が「お客様の通り道が狭くなる」とか言い出して自由度がなかったのだ。
私は雑貨担当(ヘアケアグッズ)だったから食品のことはあまりよく知らない。だが、当時の同僚が「スペースがない」「売ろうにも売れない」との愚痴をよく聞いていた。
いざ期限チェックをしてみると、先日入荷したばかりの商品の期限が3ヶ月前になっていたこともザラだった。マニュアルに従って割引シールを貼っておけば、客はそこに食いつくことも知っている。ましてや食品……飲料に至っては冷ケースに割引商品を置いておけばよく売れる。前陳に入ったらそこだけ異様にスカスカだったから、店長的にはホッとしていたことだろう。
しかし、雑貨はそうでもない。
薬・化粧品は使用期限が設けられているので部門マニュアルに従って処理すれば良いのだが、それ以外は期限すら与えられていない。特に顕著なのは日用品だ。
バックヤードでテリトリーの在庫の数を見てはため息が出る。本部から大量に送り込まれた商品を捌き切れないのだ。やむを得ず、見切り品コーナーに一部置いたけれど……「他の人が置けないから今すぐ撤去しろ」と先輩に言われたことがある。それにプラスして店長の言う事に、私は何もできなかった。
見切り品から基礎化粧品を選ぶようになったのはそういうところから来ている。
「もったいない」もあるが、それ以上に担当店員さんの負担を減らしたい思いが強い。
特にシャンプーは毎回見切り品コーナーから買っている。最近は通販でも「●● アウトレット(処分品)(見切り品)(訳あり)」と検索するぐらいだ。
エスプリーナという商品、定価よりもかなり安く買えたがそれでも高く付いた。しかしながら、クレンジングを買わずにここまで続けてこれたのは奇跡に近い。
メイクしない日はスキンケアをサボるし、宿泊先では持ってこない。それを考慮しても平日は基本メイクをするから使う頻度は高い。10000円台で約9ヶ月使えたのなら、最良のコスパではなかろうか。
今、3本目が無くなろうとしている。
年が明けたらすぐにドラッグストアの見切り品コーナーを見に行こうと思う。
そこには、棚落ちされたDUOの限定パックが待っているから――