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やかんの水を補充しようと計量カップで水を入れようとしたら……取手の部分が分離しました。
それもモギっと。水を入れた時点でバランスがおかしかったため「あっ、逝きそう……」と感じた結果がこれです。
逝ったのは10年使用した100均モノ。
一人暮らし時代に使っていたやつで、経年劣化に伴った変色(日焼け)が起きていました。
100均にしてはよくここまで持ったと思います。
当時、毎月恒例のアレの前ぶれで心身疲労がピークを迎えていてぶっ倒れそうだったんですよね。ここのところ残業続きでしたし、ストレスも尋常じゃありませんでした。
精神もかなりささくれていたし身体も冷えていたので、暖かさを本能レベルで求めていたのでしょう。事実、やかんのお湯は少なくなっていましたし、これ以上ストーブの上にやりすぎると空炊きになりそうでした。
最初は少し洗おうと思っていました。といっても軽くゆすぐだけですが、それだけでも
全然違うものです。残りのお湯を捨てて、すっかり冷たくなった水道水で本体を清めました。
やかんの粗熱は清めた時点で取れます。ワイルドに直で水を入れてもよかったっちゃよかったんです。
しかし何を思ったのか、このときは軽量カップで水を入れたかったんです。
件のカップは取手の軸あたりにヒビが入っていました。
既にフラフラしているのに「まだいける」と思ったのが運の尽き……やかんを目の前にして取手とカップは完全分離。キッチンの上で緊急着地したため床に水がこぼれることはありませんでした。
悲鳴を聞いて飛び起きる母。キッチンは水浸し。その間1秒もありませんでした。
とりあえずふきんで水を取り除きます。カップに残った水はそのままやかんへ。
「簡単な掃除ができる」と思ったのか、母はそのままキッチン掃除を始めました。
ヒビが入っていたことについては、私も母も全く気づきませんでした。
私は水を入れてから気づきましたが「まだいける」と思ったのがいけなかったんですね。あの計量カップは自らの限界を私にアピールしていたのでしょう。
「物は大切に」とよく言いますが、我が家では朽ちる寸前まで使い続けます。なので買い替え時は寿命が来たときがほとんどです。
経年劣化によりプラスチックが脆くなっていたのでしょう。どちらにしろ、あの軽量カップは最期まで立派に責務を果たしてくれました。
……次買うときはもうちょっと頑丈なやつにします。